インドの脅威

03月27日

インドの車メーカーTATAがジャガーとランドローバーを買収しました。これには驚きです。ジャガーもランドローバーも今でさえ米フォード社の傘下にあったとはいえ、かつては「大英帝国」を代表する高級車のはずでした。それが、英国の植民地であったインドの車メーカーに買収されてしまうとは、です。
日本では馴染みが薄いのは当然ですが、たしかにTATAは皆さんが想像しているよりもかなり大きな会社です。バスやトラックから小型車まで、あらゆるカテゴリーの車を作っています。
20年近く前になりますが、私はインド放浪旅行(1ヶ月ですが)を経験しています。その時、街中はTATAの車であふれていました。ただしみなボロボロでしたけど。日本車もたくさん走っていましたが、中古車が流れ流れてここまできたのだろうというのはミエミエだったことを覚えています。TATAの思い出といえば、長距離バスに乗った時のことです。まずは、ぜんっぜん時刻通りに発車しないことから驚きが始まり(後に電車もまったく同じと知りましたが)、運転席の上にあるモニターは変なインド映画が延々と繰り返し流れてその時の音楽が今も耳に残っています。あと、バスの冷房が効きすぎていて異様に寒くて震えていたことです。乗り心地は忘れました。
しかし、なぜかあの朝から晩まで長時間のTATAバスとのお付き合いで愛着が湧いたのも確かで、バスの写真を撮りました。
さっきTATAのホームページを見たのですが、なんてデラックスなのでしょう!驚きました。いまやIT先進国となったインドの実力を知らしめています。また、肝心のTATAの車も日本車に負けないくらい(ちょっと言いすぎですが)洗練されたデザインになっていて、これからのインド経済の発展次第では世界の勢力図が大きく描きかえられることがうかがい知れるこの買収劇なのかもしれません。

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