ビストロ・パリソワ

09月13日

実野塾第4回がこの土日で行われています。
今回はSRP(スケーリング・ルートプレーニング)の講義と実習です。たかがSRPと言うことなかれ。こんなに奥が深いものはありません。歯肉の下に隠れたところの歯石を直接目で見ることなく取るなどということがどうしてできましょう。これはもう一朝一夕にできることではなく、日々の努力の積み重ねでしかありません。

数をこなせばある程度はわかってくるでしょう。しかし、それだけではダメなんです。書籍による知識、院長から教わる知識、講義から得られる知識…。一番いいのは「見ること」です。それも、自分がやっているように「食い入るように見ること」なんです。少しの時間でもいいから、空いている時にはチャンスと思って「見る」んです。「眺める」では効果は10分の1です(根拠なし=経験論)。

当院では、重度の歯周病患者の難度の高いSRPは全て平木主任にお任せですが、彼女は自ら自分の休みと交通費を使って毎週スウェーデン・デンタルセンター(SDC:日比谷)まで通っています。そこにいる優秀な歯科衛生士たちの技術をなんとか自分のものにしようという強い意志がそこにあるからです。「自分が少しでも上達すれば、患者さんの利益につながるから」と彼女は言います。私が弘岡先生に用事があってたまにSDCに行くと偶然みかけることもありますが、私とは挨拶だけで話しをすることもなく、とにかく診療に集中しています。それこそ「食い入るように」見ています。

私は弘岡先生にSRPを習ったので、衛生士さんたちとは多少器具の扱い方が違ったりします。我々は男性なので指先でさえも力技が使えますが、女性にはそうはいかないこともあります。だから女性は女性の動かし方を真似した方がいいのです。また同じSRPをするにしても、やりながら頭の中で何を考えているかはとても重要なことです。

実野塾ではその辺りをみっちり説明されると思います。
実野さんが、何を考え、器具をどう動かすか、とにかく貪欲に吸収してもらいたいです。そして「患者さんのために」その技術を活かしてほしいものです。

今晩は、王子台の「ビストロ・パリソワ」さんに藤田先生と実野さんと私とで食事にでかけました。美味しかったです。医院に戻って片付けてしまったであろう(捨てたかもしれない)WHOプローブを探しつつ、ごみになるようなものの整理をしていましたので、大変な時刻になってしまいました。それなのに見つかりませんでした。残念!

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