風呂に浸かって

11月21日

最近、日に日に寒さが増している。
みなさんも夏はシャワーで汗を流して終わりということも多いだろうが、冬はやはり風呂に浸かって体の芯から温まりたいのではないだろうか。

さっきも風呂に浸かって、ぼんやりと考え事をしていた。
まずは、先日ご主人を亡くされたという患者さんのこと。最近そんな話が増えてきたなぁと思う。私も40歳を過ぎて、友人から介護の話などを聞くことも多くなったし、歯科医師会でも同窓会でも同年代の先生方の親御さんが亡くなられた話も聞くことが増えてきたし、私は私で今年義父を亡くしているし。

話は少しずれるが、先日みた報道ステーションの特集で日本にはNICU(新生児集中治療室)とICU(集中治療室)の間を埋めるPICUが先進国の中でもほとんどまったく整備されていないと知った。
《 Pediatric Intensive Care Unit 》小児の大けがや、緊急を要する脳・内臓などの疾患に対応できる設備と医療スタッフを備えた集中治療室。小児集中治療室。

乳児の死亡率は世界最低を誇るわが国の医療も、小児の救急医療ではおそまつな世界17位。小児の場合は大人と違って、症状の出かたや薬の投与量もぜんぜん違う。いわゆる成人を相手にする専門医が対処できないことが多く、たとえ搬送されてきても対処の仕方がわからないのだそうだ。これで命を失ってしまったらたまったものではない。
日本で小児救急の受け入れができる施設も医師も全然足りていないと言っていた。

天下りにせよJALにせよ、まぁ色々と世間の不条理に不満があるわけです。歯科はまだ命にかかわることが少ないからいいですけど、それでも国の考えてることって恐ろしいなと思いますよ。

風呂での考えごとの続きですね。
手術を予定している患者さんのこと。こんな術式でやろうとかそんなこと。イメージトレーニングってやつです。

あと、スタッフひとりひとりのことをボンヤリと。
スタッフなくしてやれることなどありません。実際毎晩仕事を終えて、一人椅子に腰掛けて考え事をする時間がたまにあるのですが、スタッフの助けあっての仕事だとしみじみと思います。
経験の足りない若い歯科医師を分院長として雇って、多数の医院を展開するところがあります。分院長は数年で独立、また新しい分院長を迎えての繰り返しです。患者さんと長く関わるということが大切だと考えている私には、そういうのは商業主義としか思えないのですが、患者さんはそれでいいのかな。バイトの店員さんで回るコンビニやファーストフードみたいですけどね。
うちのスタッフには、誇りをもってほしいと思っています。他人に誇れるような仕事のスキルを身に着けてほしいのです。自分もそうでしたが、何年もたってその蓄積が結果となって現れ、はじめて自信につながるのです。すぐに結果なんて出ません。実野塾も終わってしまったし、新しい課題で教育もしていこうと作戦を練っています。

まともな歯科医療を提供するためにはどうしたらよいか。それに尽きます。そのためにはスタッフの力が必要だとか、患者さんの意識も変わらなくてはいけないとか、でも、なにより自分が変わらなきゃと強く強く強く思っていました。そしたら頭の中で、何項目にも及ぶTO Doリストが浮かんで目の前真っ暗になり、そそくさと風呂を出ました。

ちなみに・・・。私のダイビング機材(写真参照)は当時ローンを組んでまでしてすべて高級品でそろえました。命に関わるからです。私は歯科治療も同じだと考えます。結局自分を守るのは、自分の意識の高さです。

今夜は医院の飲み会です。吉井さんがどれだけ飲むか、楽しみです。
藤田君は昨年急性アル中で救急車搬送されてから酒を控えているようですが(あれは大変でした)、飲ませて合コンの話などを聞きだそうと思います。

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