日航の甘い体質(これじゃいかんやろ)

02月03日

日航「V字回復」修正も 甘い収益見通し

日本航空の新経営体制が1日発足し、会社更生法の下での再建が本格スタートする。企業再生支援機構の主導で策定した事業再生計画を巡っては、収益 の前提が甘いとの指摘も多く、この日の記者会見では稲盛和夫会長自身が楽観的だと認めざるを得なかった。6月末の提出を目指し、再生計画を更生計画に衣替 えしていく作業は、難航も予想される。(山下福太郎、栗原健)

実現可能性

機構が描く「V字回復」シナリオで本業のもうけを示す営業利益を見ると、2009年度に2651億円の赤字になるのを底に、11年度には黒字に転 換する。その後も順調にもうけを出し続け、14年度には1152億円で、売上高に対する割合が8・4%に達する。

日航は一方で大規模なリストラを迫られており、グループの人員を従来の3分の2に、子会社を半分に減らすほか、路線も大幅に見直す。このため、今 後5年間の売上高は、09年度の1兆4008億円を下回る水準で推移するという。

大規模リストラと収益のV字回復を両立するための前提として、計画は、国際線の利用客1人当たりの単価が20%以上も上がるほか、搭乗率も63% から73%に高まるとの想定を描く。これには、「実現困難な前提」(航空関係者)との指摘も多い。

稲盛会長はこの日の会見で、「計画には多分に楽観が入っているのではないか。矛盾があれば詳細に調べていく」と述べた。大西賢社長も「足元の需要 (の低下)もあるし、しっかりした更生計画をたてていきたい」と、現在の計画を大きく見直す可能性を示唆した。

理想

1日夜のテレビ番組で峰崎直樹財務副大臣が「2社でたたき合うのはどうか。国際線は1社体制でいい」と発言するなど、政府内では全日本空輸と2社 体制の国際線事業の集約を進めるべきだとの意見も根強い。

これに対し、稲盛会長は「国際線のないJALは、多くの日本人にとってイメージがわかない」との見解を示し、大西社長も「採算が悪い路線だけをま ずは切る。その上で公共性を考えながら広げていく」として、国際線の大幅な縮小には否定的な考えを示している。

ただ、巨額の公的資金や政府による信用補完といった支援を受ける日航が、健全性に優れた体質となって蘇生することには、「公正な競争環境がゆが む」(伊東信一郎・全日空社長)などと批判も多い。まして再建後の事業構造、規模が現在とあまり変わらない場合には、競合他社との間に大きな不公平が生じ かねない。

また、リストラを迅速に進める上では、八つの労働組合の林立が支障となりかねないとの指摘がある。稲盛会長はこの点にも、「JALという同じ船の 乗組員だから、誠心誠意話すに尽きる」と述べるにとどまった。

一方、米デルタ航空との提携協議について、大西社長は「従来の議論に引っ張られずに、新体制で白紙から考えたい」と述べ、デルタとの基本合意を白 紙に戻す可能性に言及した。これに対し、稲盛会長は「社内でずっと検討しているので、早急に結論を出したい」と、これまでの社内論議を尊重する考えを示し ている。

(2010年2月2日  読売新聞)

当クリニックでは患者さん用に読売新聞をとっていて、私は昼休みや診療後に目を通しているのだが(だって字が大きくて、時間のない中で要点だけ把握するのには向いている)、今日も診療後に読んでいたらこんな記事を見つけた。

日航関連の患者さんが多いのであまり批判はしたくはないが、こんな再建計画うまくいきっこないことくらい、ホームレス中学生でもわかるだろう。こんな計画を立てること自体『真剣さが足りない』と言われても仕方あるまい。これではまったく当てはずれな国の「高速道路通行量見込み」となんら変わりはないではないか。こういうのって、計画立ててる側も無理だって承知した上で出してきているに決まってるし。まーどうせ計画通りにいかなくたって、なんら責任問題に発展することなんてないからいいんだろうけど。

思ったままに書くと不快に思われる方もいるでしょうが・・・。
しかし、こんなのを発表することを許した新体制は馬鹿じゃなかろうかと思う。大きかろうが小さかろうが、組織は上が馬鹿だと下が迷惑する。日航はもう自分たちの置かれてしまっている現状をしっかりと理解して、国民に対して『借り』のある身なのだというのを忘れずに再建に励んでもらいたい。どこかの輩が「返せばいいんだから」などと発言していたが、その金がなければつぶれているのだからそういう問題じゃないってことをよーく思い知ってくれないと困る。だいたい、本当に返せるのだろうか?すでに銀行からの借金を棒引きにして預金者の利益を奪ってるんだから、もっと謙虚にならないといけないのに、返せばいいはないでしょうよ。これまでの親方日の丸体質は変えていくことって難しそうですね。逆に、その高い高いプライドにかけて頑張ってもらうしかない。

そんなことを考えた後、私自身も日々の行いを振り返って、せめて自分は馬鹿な経営者にはなるまいとスタッフみんなの顔を思い浮かべ感謝しながら帰途についたのでありました。

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