弘岡ぺリオコース

03月06日

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インプラントの講習会ばかり宣伝してしまったが、その前にやっておきたいことは「口腔内からの感染除去」である。これはもう絶対に必要なのである。

インプラントにも、歯の周りにつくプラークが付着する。プラーク=細菌ととらえていただいて結構だが、それを原因としてチタンの棒は虫歯になることはないが、歯周病と同じ状況にはなりうることを知っておきたい。そう、絶対長持ちすると思われているインプラントだって抜けてしまうことがあるのだ。研究では、歯周病患者(治療済み)にインプラント手術をした患者では、健康な口腔にインプラント手術をした患者よりも失敗率が高い、とされている。治療済みの患者で、メインテナンスがされていてもそうなのである。ましてやプラークが歯にべったりついているような患者さんにインプラントをしても、もっと高い率で失敗するであろう。なので、インプラント治療というものは、口腔内から感染が除去できて初めて処置すべき治療なのである。すなわち、歯周病の治療がある程度はできないと、せっかくのインプラントにもすぐにバイ菌がついてしまって、絶対ではないにせよインプラント周囲が腫れるリスクが高くなると断言できる。世間では、歯医者といえどもどうもその辺がおろそかになっている。

当院では「この人危険・・・」と思える患者さんにはインプラント治療は絶対にしません。もう10年も前になりますが、磨けてないけどなんとしてもやってくれと言ってるし、大丈夫だろうと思ってインプラント治療をしたもののその後メインテナンスに来院されず、ほんの数年後にインプラント周囲炎になり私自ら抜いてしまうことになった患者さんがたった1名います。正直に言うと同時期にもう1名不安をもって処置をした患者さんがいるのですが、「あなたは磨けてないし、それを承知でご希望に沿ってやるのですから、危険なのでメインテナンスには必ず来て下さい」と念を押したにもかかわらず、冠をセットして以来一切来院されてない。なんでそういうことをするのか私には理解できないが、もうどこかで抜かれてしまっているだろうなと思う。自業自得なのだが、こちらもやめときゃよかったかとモヤモヤが残る。とにかく、この2名の患者さんによって、私の目は覚めた。それ以来、歯を磨かない患者さんは、インプラントは絶対にやらないことにした。本当はタバコを吸う方もリスクが高いのだが、それは自己責任。タバコってやめられないんですね。

そんなわけで、歯周病がわかっていないとインプラントは片手落ちになる可能性があります。しかし、ほとんどのインプラント講習会は講師が歯周病医ではないため、テクニックの追求に終始し本質が抜けています。本当は講師が「歯周病も習った方がいいよ」と勧めて下さるといいのですけどね。

弘岡ぺリオコース・・とてもいいコースです。インプラントを長年やっていて、これじゃいかんと思ってぺリオコースを受講される先生も毎年多数いらっしゃいます。どっちが先でもいいのですが、一度系統立てて歯周病も学ばれることは、患者さんへ不利益を与えないためにも必要かなと思います。歯周病の専門医になる必要はありませんが、知識は整理しておかないと。

というわけで、古賀先生も大絶賛、お勧めの弘岡先生の歯周病学コース、みなさんぜひご参加ください。

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