勉強したい君たちへ

03月10日

44141-1マッチングの話は前回の通り。早速当院にも見学の依頼がきた。で、私が歯を削るときにどんな基準をもっているかなのだが、この本にすべて書いてある。昨夜たまたま読み返していたら、あまりに面白くなってしまい、寝るのを忘れてアンダーラインをひきまくっていた。

歯を削るということは不可逆性の行為だとよく認識しなければならない。患者さんと向き合う一回一回が勝負なのだ!失敗は許されない!! それゆえ、十分な知識をもたずして手をつけるわけにはいかないのだ。だって、いくら経験が重視される世界だとはいっても、何も知らないやつに自分は歯を削られたくはないでしょう?

学生さんたちは、社会に出て歯を削るようになる前に、まずはこの本を読んでほしい。無論、すでにバリバリ歯を削っている先生方も、1冊持って自分の補綴理論を整理してみてほしい。この手の本は普通ハウツーが多いのだが、そのハウツーもめちゃくちゃ詳しく書かれている。加えてなぜそう削るのか、なぜそういう形成デザインになるのか、適合精度はなぜ大事なのか、グルーブは2本と4本で差があるのか、テーパーが6度と10度とでは維持力がどの程度違うかなどなど・・・はっきりいって、この本スゴイですよ。有名な臨床家であるT先生やY先生の本は、テクニック論が主で論理的なものが欠けている。

しかし、形成なんて今まであまりそこまで考えてないなぁ、学校で習ったようなことに経験的なアレンジを加えていけば十分なんじゃないの?という先生にこそ、目からウロコな本に間違いなくなります。この本、世界中で8ヶ国語?に翻訳され(元々は英語版)教科書として使われている。たったの25000円で藤本研修会のエッセンスが買えるのは安いものだ。

このページの先頭へ