診療後にウィシュトンホテルにて

04月15日

P10208544月14日、午後7時から、ウィシュトンホテルにて第107回東洋臨床医学会(だったかな?)に参加してきた。これは元々佐倉市の医師らの勉強会だったのだが、昨季から歯科医師会も関与して動き出した(政治的理由もあるようだが)。で、今回は日本歯科大学名誉教授の鴨井先生が「歯周病と糖尿病」について講演されると聞き、スタッフ大勢と共に参加してきた。

糖尿病を患う患者さんは、案外多い。日本人の5-6人に1人は糖尿病、またはその予備軍といわれている。歯周治療に取り組んでも、なかなか健常者の治り方とは違って、いつまでたっても改善しないことが多い。何名かチャレンジしてはみたが、もはや私にとっては「糖尿病患者は歯周治療に成果は上がらない」と半ば結論付けているほど治らない。

鴨井先生の講演はまぁ、医師向けというのもあり基本的すぎて退屈なものだった。しかし気を取り直して、懇親会の席でスタッフを引き連れて質問に向かった。質問はズバリ「ぶっちゃけどうなの?」といったところ。というのも、文献的にはとてもうまくいっている報告が多いからだ。で、患者に普段から接している衛生士たちと聞いたわけだが、「まずは細菌検査からやりなさい。そして抗生剤使うといいよ。3DSも効果ある。」とおっしゃられた。まったく???です。

日本歯周病学会のまとめた「糖尿病患者の歯周治療 ガイドライン」という本がある。質問の前にそれを読んだのだが、まず、抗菌剤の全身投与は効果がない。局所投与も効果はわずか。と書かれている。呆れて「3DSなんかやってもポケット内に入っていかないじゃないですか」と食い下がってはみたが、納得できるような答えは最後までいただけなかった。

時間が来て先生は帰って行かれたが、残った我々はテーブルにたんまりと残されたすしや肉、ケーキなどをたっぷりといただき、散々議論しながらあつかましくも時間を超えて居残った。あの料理、全部無駄になるとしたらもったいない。

たいした中身もなかったのだが、スタッフには「必ず質問すること」という姿勢を見せてあげることができた。たとえ相手が教授だろうと、臆することなく質問せねばならない。せっかく時間を割いて何かに参加する限りは、得るものを得て帰らないとバカバカしいではないか。講習会とは「一番前で聴き、質問をする」者が、ものすごい得をするようにできている。それを知ってか知らずか、後ろで聴く人がいる。もしうちのスタッフがそうなら、即刻改善命令を出す。

ジェームス・スキナー(「成功の9ステップ」で有名)の講演会は、前の方ほど値段が高い。ほら、成功者は知ってるんだ。

これは、糖尿病患者の治療について、スライドを作らないといかんなぁと決意させられた夜だった。暇ないのに・・・。

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