マッチするということ

04月24日

_SL500_AA300_先日買ったDVD。
高校生の頃、はまりまくっていたラウドネス。時はジャパニーズヘヴィメタル全盛時。その先頭を独走していたのがラウドネスであった。日本から海外進出して認められた唯一のヘヴィメタルバンドといってよいと思う(他にもなくはないのだが、大衆的な意味ではということで)。このバンドも1981年のデビューから今まで続いているのだが、実は何度もメンバーチェンジを繰り返している。

右のジャケットはLOUDNESSというタイトルのアルバム_SL500_AA300_(ジャケットは横尾忠則氏)だが、いわゆる第4期のメンバーによる作品である。ファンの間で「最強」と語られるそのメンバーは、樋口(Dr)、高崎(G)のオリジナルメンバーに加え、Taiji(ex.X-JAPAN)、MASAKI(ex.E.Z.O.)の4人である。

お世辞にも上手いとはいえなかったオリジナルメンバーの二井原(Vo)、山下(B)と比較してしまうのだが、特にTaijiのベースは一目置かれるべきである。これでバックはテクニシャン揃いでものすごく安定した。そしてパワフルなMASAKIの歌唱は、このバンドに新しい風を吹き込んだ。

実は私、この第4期が結成された当時は大学のある福岡県北九州市に住んでいたので、ライブコンサートのために博多の福岡市民会館まで出かけている。こりゃすげーアルバムだと、行きの車でガンガンにかけて乗り込んだのだが・・・。ライブが始まりこのアルバムからの曲をたくさんやっていたときはよかった。しかし、X-JAPANから流れてきた女性ファンならいざしらず、昔からのコアなファンは古い曲も聞きたいのだ。特に盛り上がりには定番の曲が必要!と思っていたのだが、MASAKIの声域が二井原のハイトーンな声域とまったく違うため、ど定番の曲が違和感の塊のようなものになってしまっていた。おいおい・・と戸惑ったのをよく覚えている。

どんなに上手くても、マッチしなければ成り立たない。このメンバーでやっていくには、過去の曲を捨てなければならなかった。で、契約上のごたごたも手伝って、結局この1枚だけで第4期は終わった。今聴いても全米で売れた_SL500_AA300_右のアルバムなんかより、はるかにいい演奏のできのいいアルバムなのだが、もったいない限りである。で、結局歌は下手でもしっくりとマッチする二井原が今も頑張ってヴォーカルを張っている。今後もう彼しかラウドネスのヴォーカリストは務まらないだろう。

なにが言いたいかというと、個々は優れていても、組織にマッチしなければ必要とはされないということである。また、個々の能力に合った環境であれば、思いのほか力が発揮されることもあるということでもある。どんな職場にも当てはまることでもあり、TOPには常に適材適所を心がけていることが求められている。

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