インプラントシステムの追加

05月08日

P10209111996年以来、私はStraumannインプラント(スイス)を使い続けていますが、これまで一度たりとも製品自体に疑問や問題を感じたことはありません。患者さんに対しても、とても信頼性の高いインプラントシステムだと胸を張って言えます。

96年当時、日本でメジャーなインプラントシステムといえば、ブローネンマルク(ノーベルバイオケア社:スウェーデン)、ITI(=ストローマン社、スイス)くらいなものでした。アストラ(アストラテック社:スウェーデン)、POI(京セラ:日本)などもありましたが、やはりブローネンマルクかITIかという2強時代だったと思います。それがいまやもう百花繚乱、乱れ咲き状態でインプラントメーカーやインプラントシステムが乱立しまくりです。ここで重要になってくるのは、「そのシステムは安心か?」ということです。

実は最近の製品は、ほぼすべての製品が純チタン製であり、成功率も似たり寄ったりで大差ありません。つまり、どのインプラントシステムを用いたとしても、問題が起こる可能性はとても小さいといえるでしょう。

ならばなぜ、私はストローマン社のものを使っているのでしょうか。それは会社の大きさです。ITIはストローマンと名前を変えて会社がどんどん大きくなりました。会社や一部門を売却する可能性はあっても、倒産する可能性はほぼないでしょう。研究データもとても多いですし、その結果に基づいたことだけをやっていれば失敗することも少ないという安心感が得られます。

反対に、マイナーなメーカーのものは製品自体に問題がなくても、マーケティングの分野で遅れをとり、いつ日本から撤退してしまうのかという不安があります。というのも、日本の総代理店がその部門を手放したという事例が過去頻繁に起こっているからです。その点メジャー級メーカーであれば、治療後に海外に転勤になってもその国でケアができなくなるという安不安もありません。

さて、たまたま勤務先の医院ではITIを使っていたので、慣れ親しんだシステムという理由でこれまでシステムを変えることなくStraumann(ITI)インプラントを使い続けていましたが、このたび、Zimmer Dental 社(アメリカ)の2つのシステム(スクリューベント、スイスプラス)を導入することにしました。

Zimmer社はこれまた大企業のひとつです。その企業が大きいか小さいかは海外の超メジャー級学会のスポンサーとしてどれだけのお金を払っているかで判断できます。たとえばこの写真は2006年のEUROPERIOですが、ストローマン社もジンマー社も共にプラチナスポンサーにちゃんと入っています。こういうのって、何気にとても大事なことだと思います。

国産インプラントは安価ですし、製品に問題があるとはまったく思っていませんが、メジャー級海外製品を使うほうが自分で安心できる=患者さんにも安心だと言える、ということから、これからはこの3システムを中心にインプラントを行っていこうと思います。

もちろん、過去に他院でインプラント治療を受けられている方のケアも行っています。パーツを取り寄せれば、他メーカーのものも修理やケアは可能です。これまでも、そうしている方が数名いらっしゃいます。ただ、これもすでに撤退しているメーカーだとうまくいかないこともあります。こういう経験があるからこそ、メジャー級メーカーを選択しているのです。

ちなみに。。。国産メーカーのものは、メジャー級メーカーのものの半分以下の値段で手に入ります。患者さんにも値段で還元できることでしょう。それはそれでよいことなのですが、世界標準の治療を目指している当院では今のところ導入するつもりはありません。

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