白熱教室@東京大学

09月27日

hakunetuNHKというのは民法では絶対に作らないような番組を見せてくれる。

もう有名になったが「ハーバード白熱教室」なるものをやっていた。講師はマイケル・サンデル。哲学の話と聞くと難しそうだが、わかりやすい題材に変えて話を進める手法が受け入れられているという良い例だろう。あとは話術。ジェスチャー。人を惹きつける話し手なのだろう。

私の身近なところでは、弘岡先生は圧倒的に話が上手い。J.Lindheの講義をそれこそ何度も何度も聞き、覚え、真似て、練習を重ねて今のスタイルを築いたのだろう。以前人前で話す機会があった時に、「ストーリーが大切」と教えてくれた。さらには「見た目が大事」だとも。レーザーポインターをぐじゃぐじゃと楕円を書くように動かすのも駄目だと。その他色々とあるのだが、とにかく才能とセンスあふれるショーマンシップを持っていて、圧倒的迫力に満ちた講義をされる。

古賀先生も上手い。加治先生も上手い。弘岡先生とはタイプを異にするお二人は、どうだといわんばかりに話を聞かせるというよりは、やわらかな口調で、なおかつ内容をもってこちらから聞く気にさせるという話し方をされる。しかし、タイプが違うこのお二人に共通するのは博識であることだ。とにかく読書量が多い。雑学も豊富だ。この豊富な知識量に裏付けされた講義というものは、聴衆を惹きつける何かがある。

横道にそれたが、今晩NHKでそのマイケル・サンデル先生を東京大学に招いて講義をしてもらうという番組を放送していたので観た。哲学なので、「これだ!」という答えはない。ただ、参加者に色々と考えさせ、ディベートさせるというスタイルは日本人には新鮮なのではなかったか。自分の発言がみんなに支持されなかったり、緊張のあまりしどろもどろになったり(私もこのタイプ)、それはまぁ「朝まで生テレビ」の素人版とでもいうものだったかな。さしづめ田原総一朗がサンデル先生といったところか。

NHKオンデマンドにて本場での講義(以前放映したもの:全12回)を1講座210円で視聴可能となっている。興味ある方はぜひ。

日本でも秋田の大学で、このような授業が行われているところがある。公立大学法人 国際教養大学 だ。以前カンブリア宮殿だったかで採り上げられていたので観た人もいるだろう。
これから大学受験を目指す方には、興味をもってもらいたい大学だなと思う。

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