5S

06月13日

歯科医院に限らず、職場の活性化および効率化を図るためには、マニュアルやら決まりやらが必要だと思っている。
しかし、マニュアル作りはなかなか思うように進まなかったりするので、当院でも「これで完成!」というところまではいっていない。なにかお助け本があればいいなと思って少し前にこの本を買ってみた。なかなか面白いというか、院長にとっては痛烈な批判も書いてあり、すっかり感化されてしまった。
歯科医院の活性化 仕事の視える化シリーズ Part1 マニュアル作りで仕事を視える化 だいたい感化されてしまうっていうことは、なんらかの引け目や負い目を感じている場合がほとんどだろう。私の場合は、やるべきことをやってないな、というのをこの本をみて痛感してしまったというのがある。マニュアルが整備されるだけで、ある程度仕事がしやすくなるのは間違いないことだろう。そのためにまずやらなきゃならないことが、医院の活性化だと著者は説く。

院長は経営者でもあり、診療だけ上手ければいいってもんでもない。これが辛いところ。

著者は超ベテランの歯科衛生士だが、視るところを視ているなと感心する。この本スタッフルームに置いてあるので本当は全員にぜひ読んでもらいたいくらいだ。

週末は弘岡ペリオコースだったので、その時に電車の中で読もうと思い先の本のPart2であるこの本を持っていった。44612-6
この本、さらに良い。

5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の頭文字をとったもの。

当院もおかげさまで多くの患者さんに来院していただいているが、忙しくなればなるほど、院内のあちこちに手が行きとどかなくなるという悪循環が生じている。患者さん目線のみならず、スタッフ目線、院長目線でも気になるその最たるものが上記5Sだ。またまた痛いところを突かれてしまった!
わかってますって・・わかってるんですって・・。

この5Sって、どうやら一般企業においてもあてはまるらしく(そりゃそうだが)、いわゆる普通の悩み事らしい。しかし、気持ちよく働くうえでは「綺麗な職場、清潔な職場、動きやすい職場」というのは欠かせない条件になってくる。誰だってそう思うはずだが、どうしたらそうなれるのかは教えてもらえない。

院長(および歯科医師)って、あまりにも技術や知識への荷重が大きくて、5Sのようなことに目が行きにくい。腕を磨いて患者のために!なんて勘違いをしてしまうことが多い。私もその一人で、日曜のたびにせっせと講習会とかいってますが・・・。それでもまだまだ足りないことばかりで頭を抱えてしまいたくなる。

色んな情報ソースをもって、「治療の質」を期待して当院を訪れる患者さんも結構多い。

反面、口コミサイトからは
http://www.denternet.jp/link.htm?prf=12&gun=16
「やさしい」とか「丁寧」とかいうメンタルな面を期待して来られる患者さんが多いように思う。

歯科医師である以上は治療の質がトホホであってはならない。でも、院長という立場になったらもっと患者さん目線でものごとを考えられるようにならないといけない。実際ほとんどの患者さんが満足を得ることって、「いかに快適にすごせたかどうか」じゃないだろうか。

私の受け持つ患者さんたちは、かなりヘビーな方たちが多く、それこそ数年がかりでという方もざらにいる。
そういう方たちは、治療が終わると一様に私の技術を褒めてくださる
それはそれで、とても誇らしい気持ちになるし、達成感もひとしおだったりもする。
しかし、そんな方たちは一握りだ。

ほとんどの方たちは数回の診療で終わってしまう。その短いお付き合いの中で感動を与えられなくてはいけない。それが実はとても重要なことだと思う。

さて、明日からは新人が2名くる。5Sの考え方を導入するにはちょうどよいタイミングかもしれない。

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