本を読んだ

08月17日

日本中枢の崩壊売れている本なので、とりあえず買ってみた。

私は公務員でもなくその実態は知るところではないが、市役所に行く機会はしばしばある。今、歯科医師会の仕事で市役所の方々とお会いすることが多いのだが、それはそれは丁寧な対応をしてくださる。私が一市民として
市役所や出張所に行った時も、きちんと対応して下さる。たまたまなのかもしれないが、現在は市民もうるさいし、いわゆる「接遇」はかなり良いと思う。

しかし・・・仕事はのんびり・・・。というか、日頃忙しい歯科医院で右へ左へと走りまわって働いているので、「あれで給料もらえるのか?」と思うことが何度かあったことは事実。私なら「時間見ながらやれ」だの、「考えてやれ」だのうるさく言うことは目に見えている。一般企業で働いた経験がないのでどうかはわからないが、少なくとも私が学生時代に経験した色々なアルバイトで得た知識のひとつとして、「ダラダラやった方が時間が延びて給料があがる」という誠におかしな悪知恵がある。

学校だと、「居残り」は単に懲罰でかないが、仕事だとなぜか「残業」となり給与が付く。これが社会人になった頃から、いや、なる前から不思議でならなかった。今は給与を支払う側の目線で物事を考えるので、より真剣に考えてしまう。実際、同じ仕事量でもAという人とBという人でこなすスピードが違うことの方が普通で、それを反映すべく歯科医院でも一般企業同様、人事考課をしっかりしていかないといけない。私は能力給でいきたいところなのだが、色々とクリアしなくてはならない問題が多く難しい。

話がそれたが、官僚たちも所詮は人間。特に頭のすばらしく良い人たちが得た特権として、いわゆる既得権益をそう簡単に手放すはずがない。事業仕訳や天下り廃止などに抵抗するのも当然だろう。彼ら曰く、「努力してここまできたんだから、その権利はあるだろ?」ということになる。

さぁ、これに異論はあるか?
これが命題だ。

でもね、努力して来なかった人にあれこれ言われたくないよね、という気持ちはわからないでもない。

今はもう疎遠となったが、予備校時代のある友人が京都大学を出て、某お役所に入りいわゆるエリート街道に乗った。天下りのことを話したことがあるが、「当然だ」と考えていた。すごく人の好い男で、おおよそ意地汚い根性でそう言っているのではなく、至極当たり前のことのように自分がそういう人生を送ることを若いうちからもう設計していたことが、なるほどねぇと思わせた。

恐らく今、多くの人が「官僚は悪」という先入観でみていると思うが、多分個人レベルではそんなに悪い人はいないんじゃないかな。友人の例ではないが、てんで敵わないほど頭は良かったし、それ相当の努力はしていた。あるていどの、いやそれ相当の責任に見合った給与を得て当然だと思うし、得るべきなのだろう。

ただし、色々な問題を抱えたこの国の未来にとって、何が必要で、どうすべきかは、頭のよい人たちが示してくれないとこの先困ってしまう。

でもね、いわゆる「お役所体質」のシステムは悪いと思う。

東国原元知事が、テレビで「就任直後、宮崎を売り込むキャンペーンの一環でTシャツを作ることになったが、そのデザインをどうするかあーでもないこーでもないと1週間毎日会議をしたが、最終的にデザインは公募で決めるることになった。こいつらアホか?と思った」と言っていたが、まぁそういうところが公務員体質か。

本の話ではなくなってしまったが、まぁ私が政治家になるわけでも官僚になるわけでもないので、政務を生業としている方々を信頼して任せるしかない。本は、政治に詳しくない私でも「へぇ」と思う話も多く、読み物として楽しめました。

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