米山武義先生ご講演 at 成田

10月03日

saizensen06_ct2-1_ph3金曜日は歯科医師会、もう疲れきっている。土曜日をなんとか乗り切り日曜日になった。この日は楽しみにしていた講演会があった。講師は米山武義先生という口腔ケアと誤嚥性肺炎に関するパイオニア。私はもう10年ほど前だったかに一度講演をお聴きしたことがあり、その時は年齢30ちょっとの若造であり「治療」にしか興味がなかったのだが、米山先生はそんな私をも打ちのめすような話をしてくださりものすごいショックを受けたことを鮮明に記憶している。

今の日本は高齢化社会を通り越して、高齢社会になってしまった。高齢者が抱える全身的な疾患としては脳梗塞や脳出血などの問題が多いのだが、ここで気づくべきは、脳の病気を経験された患者さんは麻痺を抱えていることが多く、反射が弱い。しゃべることもそうだが舌をうまく動かすことができず、物を飲み込むことも難しいのだ。となるとどうなるか、食べ物や唾液が誤って食道ではなく気道に入ってしまい、ばい菌により肺に感染を生じ
肺炎にかかるとなってしまうのだ。

新聞でそれなりのご高齢な著名人のお悔やみの欄で、その死亡原因をみると「肺炎」がやたらと多いことを思いだすのではないだろうか。これは、このようなことで肺炎になってしまったからだと考えられる。

このような肺炎を誤嚥性肺炎というのだが、米山先生は本当にボランティアで使命感にかられて頑張っていらっしゃる人間的にも大変素晴らしい先生なのだ。

この講演会は印旛郡市歯科医師会地域医療委員会のご尽力で実現した。本当に感謝したい。
当院の歯科医師、歯科衛生士、さらに臨床研修医たちも、自発的に参加してくれた。こういうのは当院の良いところ。他院の先生方がみなさん驚いて、そして羨ましがってくださる。
私も、彼ら、彼女らのことは誇りである。

このような素晴らしい講演を聴くことは、将来きっと役に立つに違いない。また、目の前の患者さんに対して応用できることもみつけ、明日からの診療に活かそうと決心したのだった。

明日の月曜はまた歯科医師会・・・。

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