桜の会(10月)

10月09日

P1030980毎月の勉強会、桜の会が第一金曜の夜に行われた。

今月のテーマはシャープニング。

歯周治療には歯石除去が大切な処置として行われるが、この際に使われる道具がスケーラーという刃物だ。刃物ゆえに砥げていないと歯根表面にこびりついた歯石が取れない。

歯石を取った後には根面をツルツルに滑沢化するという役目もこのスケーラーが担う。

しかし、多くの歯科医院ではこのスケーラーがきちんと砥げていない。

そもそも世の中にはこれだけ多くの歯周病患者があふれているというのに、歯周治療への評価がとても低く、歯科医院でもまともに取り組んでいるところは本当に数えるほどだ。これでは日本から歯周病患者が減らないわけだ。
現行の保険制度で歯周治療を行っても、中途半端にやるならば赤字になる。だから歯科医師側もまともに取り組まないし、やらないのだから勉強もしない。当然、患者さんは歯科医院に行っても歯周病は治らない。

ネットで調べてきてくださる患者さん、紹介で来て下さる患者さん、むし歯の治療で来て歯周病を指摘された患者さんなど、当院には歯周病治療を受けてくださる患者さんがあふれている。皆さん真面目に通ってくださる。
この方たちにはすべて良い結果を提供して差し上げたいとの熱意をもって、我々は取り組んでいます。

患者さんには担当歯科衛生士がつくが、彼女らは診療後は私のところに患者さんの資料をもって質問に来る。当院の歯科衛生士は、ただ患者さんが治療用のいすに座っているときだけでなく、診療時間が終わってからも担当患者さんのことを考えているのだ。時に、治療方針の論議は長時間に及ぶことすらある。

これだけ真面目に考えているのだから、それなりに結果だって出る。
結果が出れば、歯周治療が楽しくなる。だから次の患者さんにも一所懸命になれる。

この勉強会も、その一環として行われている。

せっかくなので、他院の先生方や衛生士さんにも声をかけたのだが、おかげさまでこの日は院外から9名の参加があり、総勢19名での会となった。当院の歯科衛生士4人がシャープニングの指導を熱心に行ってくれた。人に教えるということは、再確認する格好の機会となる。ここで、当院の4人でもシャープニングに関する各々の解釈の相違なども明らかになったりして、色々と奥が深いなと考えさせられもした。

写真は自院の衛生士さんたちが練習をしている姿を撮影する加藤先生。

このページの先頭へ