ビジネスマナー

11月25日

クリックすると新しいウィンドウで開きます
実は、当院は飲み会などの席次は、基本「年齢順」と決まっている。

きっかけはあった。
ある飲み会の席で、若い子がどんどんと奥に入って座っていくのだ。一応奥は上座と決まっているのだが・・・。うーん、知らないのだから仕方ないのはわかっているけどねぇ。

それ以来、座る席は私が決めている。今の子たちには「なんで?」と思われているだろうが、社会人として「当然のことだから」としか言えない。
ミーティングでは、すこしだけ時間を割いてマナー講座などもやったが、案外これは好評だった。

部活などで縦社会が染みついていると、先輩に対しては「畏怖の念」というものが植え付けられている。職場の先輩などに対してもそうあるべきと考えている。
今の部活は、上下関係などはあまり関係なく友達のような関係なのだろう。先輩に対しても、練習がきついだの、やってられないだの、軽々しく不満を口にしたりもするらしいし。

実は、先日のボーリングの時にも気になることがあった。
ゲストの秋場先生は東京歯科大学出身だ。彼とは8時に現地で待ち合わせた。私は女性陣を乗せて一足先について申込みまで済ませておいた。さて、残りの代診と研修医たち、5人全員が東京歯科大学出身だ。医院を出たのは一緒なのに、なかなか来ない。駐車券を車に忘れた私が取りに向かうと、彼らもようやく到着したところだった。「もう場所取って待ってるから」と声をかけて自分の車に行き、急ぎ戻りかけると、5人かたまってチンタラ歩いているのが見えた。

あろうことか、ボーリング場に入ってもいっこうに急ぐ気配がない。
もう堪忍袋の緒が切れて「お前らいいかげんにしろ」と叱った。「お前らの大学の先輩が来てるのに待たせるとはどういうことか」と。しかし反応が鈍い。なぜ怒られているのか理解できていない模様。

1カ月ほど前、英語論文の抄読を14:40からやるからと伝えたにもかかわらず、チンタラして時間通りに始まらずに私の雷が落ちたことがあった。

このようなことが起こる原因はリーダー不在にある。

オーケストラをみてみよう。色んな楽器があるが、各パートごとにリーダーがいて、それをまとめるコンサートマスターがいる。そして指揮者だ。

今まで、当院はこじんまりした感じでやったきていたので、私が指揮者兼コンマスだった。しかし、人が増えすぎた今、私は指揮者でしかなくなってしまった。いくら指揮者が指揮棒を振りまわしても、リーダーがいてくれないと音はまとまらない。
ただ、今時は部活でさえそんな時代。リーダーが出てきにくいことは想像に難くない。

恐らく当院に勤務する先生たちは、全員が「院長」という立場になるだろう。その時になれば、人をまとめることの難しさを痛切に感じることと思う。私がこうして言っていることがいかに重要なことか、いやむしろ、今からこういうのが常識と思えるようになっておいてなんの損があろうか。

それはそうと指揮者がひどいと、どんなに良いオーケストラでもいい音は出せない(らしい)。まさに今、いや、ずっと以前から私は自身の統率能力に疑問を感じてもいる。プロ野球でも、バレーボールでも、監督という職業は苦脳にまみれる職業でしかないなと思う。野村監督は、常々「プロ意識のない選手はダメだ」と言っていた。そのくせ色々とぼやきながらも、弱そうなチームでも強いチームに育て上げていった。これは野村監督の手腕が優れていたからだというのに異論はあるまい。

私もミーティングなどでは「プロ意識のない奴はだめだ」とぼやいているが、野村監督にあやかりなんとか強いチームに育てたいものだ。時間は必要だけど。

このページの先頭へ