なぜ頑張れるか?頑張らなきゃいけないか?

10月16日

昨日のブログには厳しいことを書いた。
それくらい仕事は厳しい。難しいことにチャレンジしようとすればするほど、プレッシャーを感じるようになる。

病状が進行し、かなり困っている患者さんを救うことのできる歯科医師、歯科衛生士は限られている。自分の医院にもそのような患者さんが来ることは疑う余地はない。そんな時に、どれだけ力になってあげられるか。そこに自分の存在意義を見いだしてこそ、仕事の充実感を味わう事ができる。

最近、難しい症例をたくさん抱えている。まずはこちらの患者さん。
レントゲン写真を見ただけで、これはまずいと解る。
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で、歯周治療を行い、仮歯までこぎつけたところ。次、型採りは1時間半から2時間の予定。
上の歯は6本で12本のブリッジを支える設計となるが、このようにきちんとした歯周治療が行えて、かつ補綴の知識があればインプラントなど使わなくても噛めるように回復はできるものだ。

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別の患者さん。
外からはあまり見えないお口の中といえども、ここまで変化があると、その患者さんの人生に深くかかわったという気になる。過分な感謝もして頂けるし、達成感もある。
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そして、治療の選択で悩んでいたまた別のケース。天地逆だが右の写真は左上の奥歯。ここは再生療法は適応外。この状態から頬側の出っ張った骨を削ってなだらかにし、このままなんとか持たせることにした。
左の写真は先週手術をした右上だが、歯根を1つ切り落としたが、さて、奥歯はどうする?骨を削ると手前の歯は持たなくなる。本来手前の歯は抜歯だが、奥の骨縁下ポケットには再生療法が適応ではないか?手前の歯を無理に残すより、奥の歯に再生療法を用いる方がチャンスは高いと考えた。患者さんの意向を聞くため今回はここまで感染の除去を行ってから歯肉弁を閉じた。
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これらの難症例はすべて私と歯周病学会認定歯科衛生士である平木とのタッグで取り組まれた。わざとらしく肩書きを書いたが、彼女はその肩書きに恥じない仕事をしている。優秀な衛生士の存在なくして難症例がこのように良い結果につながることはない。

当院は保険自費問わず、治療には結構贅沢に時間を使っている。特に私の担当患者さんはチェアタイムが長い。これは代診の先生たちや衛生士、受付、全てのスタッフが頑張ってくれているからこそできていること。患者さんにはわかっていないだろうが、彼らがいなかったらこんな診療はとてもできない。本当に感謝しているし、患者さんにもわかってもらえるように、ひとこと言うようにしよう。

歯科医師、歯科衛生士になった以上は、全力でやらなきゃ仕方ない。患者さんのためでもあり、自分のためでもある。頑張って!

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