書籍発刊

08月07日

ぺリオ講座2表紙大変長らくお待たせいたしました。
好評だったVol.1に続き、Vol.2も発刊となりました。

Vol.1が歯周治療における非外科処置を中心とした原因除去療法に重きを置いていたのに対し、Vol.2ではより難しい症例に対しての外科処置、再生療法、インプラント療法と、その後のメインテナンス(SPT)についてページを割いています。それと、皆さんがわかっていそうでわかっていない「必要な知識」ですか。以下に目次を貼りつけてみたのですが、今となってみればみんな思い入れのある各テーマではありますが、「歯周病と喫煙」などは何気に会心の出来だったりします。
いつもはテーマが決まっていて、すぐに書きだすのではなくまずは起承転結を頭の中で毎日ずっと考えていて、構成が整った時点で一気に書き始める。しかし息詰まるとまた悩んで、また構築し直して書き直して、終わったらぐったり、というパターンが多かったのですが、このテーマではストーリー仕立てから結論への結びかたまで、ほとんど悩まずに書きあげることができました。そんなのだれも興味ないでしょうが・・・。

というわけで先日、著者の3人とM先生、K先生は医歯薬出版のM氏とY女史に出版記念に美味しい料理とワインをごちそうになってしまった。その席で聞いたのだが、Vol.1が売れたので初版でいきなり2000部刷ったらしい。たかが2000部なのだが、狭い歯科の世界で2000部というのはかなりの売れ線なのだそうだ。今回、DVDが付録で付いている。びっくりするようなSRPだから、ぜひ見ていただけると今までの概念が変わること必至。

今まで、何度となく超音波スケーラーのみでは重度歯周炎のSRPは無理と言い続けてきたが、これを見ればその意味もわかっていただけるのではないだろうか。患者さんを本気で治そうと思うのであれば、手用スケーラーでのSRPの習得は必須と思われる。まぁ抜いてインプラントがよければそれでもいいが、ここ日本でも抜く必要のない歯が毎日たくさん抜歯されているのではと思うと心が痛む。せめて自分はそういう歯医者にはなるまいと、これを書きながらまた決心している。

 1章 初期治療と歯周外科処置 成功の要件
  1.非外科処置の限界
  2.歯周外科処置の種類と前提
  3.非外科処置と外科処置の選択基準
  4.非外科処置と外科処置の効果
  5.根分岐部病変への外科処置
  6.歯周組織再生療法(その1)GTR法
  7.歯周組織再生療法(その2)エムドゲイン療法

2章 歯周治療に必要な知識
  1.動揺歯・咬合性外傷と歯周病
  2.歯周病患者と歯科矯正
  3.全身疾患と歯周病
  4.歯周病と喫煙
  5.根面齲蝕と歯周病
  6.歯周補綴
  7.角化層の必要性—不着歯肉は必要か

3章 歯周病患者におけるインプラント治療
  1.インプラントは天然歯の代用になるのか
  2.歯周病患者へのインプラントの応用
  3.インプラント周囲炎とは
  4.インプラント周囲組織へのプロービング
  5.インプラント周囲炎の治療
  6.インプラントのサポーティブセラピー(ST)

4章 サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)
  1.SPTの必要性とSPTプログラム
  2.SPTの有効性—長期にわたる研究から
  3.SPTの効果と再治療

5章 症例から学ぶ -広汎型慢性歯周炎の修正療法からメインテナンスまで-
  1.歯周治療の流れ—修正療法からメインテナンス・SPTまで-
  2.エビデンスに基づく歯周治療の一例—修正療法からメインテナンス・SPTまで-

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