弘岡ペリオコース

04月20日

恩師である弘岡先生のペリオコースが今年も始まった。年間6回(12日間)の長丁場である。
4月18日、19日の両日はその第1回であった。

私もかれこれ12年間、このコースにスタッフとして参加させてもらっている。「十年ひと昔」である。初期に比べると講義も様変わりした。今では講師は当然のようにPC(パワーポイント等)でスライドを作り、生徒も当然のようにPCで自身の症例発表を行っている。

しかし、弘岡先生の歯周病治療の概念は一貫して変わっていない。当然細かい知識や情報(インプラントや再生療法等)などはこちらが感心するほどの努力でブラッシュアップされているが、スウェーデンで5年間学んでこられたことは、今になっても決して色あせたりしていない輝きを放っている。むしろ、不変であることの美しさすら覚えるほどだ。

物事には解っていることといないことがある。今は正しいと信じられていることも、10年後には間違いだと証明されているかもしれない。木に例えると、新緑の鮮やかな緑から晩秋の紅葉といったように枝葉のめまぐるしく変わる華々しさに目を奪われるが、年間変わらずに脈々と成長を続けて行く幹は、その姿を褒められることは少ない。

歯科治療もそうだ。新しい知見は当然の如く我々歯科医師の目にも素晴らしく映る。
自分を着飾るのが好きな先生には、そのようなところを追いかけることもある。
しかし、本当に必要なのは枝葉の色づけではなく、幹を太くすることだと私は考えている。

弘岡ペリオコースは、そのような地力をつけることのできる数少ないコースのひとつである。
今年もまた勉強の1年がスタートした。

特に当院ではマイクロスコープの導入に伴い、代診の先生たちと研修会や勉強会への参加が増えることになる。衛生士たちも、いよいよ学会に参加し、勉強会にも参加し、更なる意識の向上と知識、技術の向上を図っていく。

患者の皆さんには、我々が少しでもお役にたてれば幸いである。

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