舟を編む

12月15日

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昨夜、Amazonプライムビデオでこの映画を観ました。2012年本屋大賞第一位に輝いたベストセラー、三浦しをん原作「舟を編む」です。人と人との思いをつなぐ“言葉”を整理し、意味を示し、もっともふさわしい形で使えるようにするもの—辞書。その辞書という【舟】を編集する=【編む】、壮大な、いや地味な物語なのですが、辞書を作るというのはこんなに根気と時間のいるものだとは知りませんでした。この物語では企画から完成まで実に15年。しかし今や、大辞林や広辞苑を一家に一冊という時代は終わってしまいました。今本の形の辞書を買う人っているのでしょうか?息子や娘は当たり前のように「電子辞書」です。あんなので頭に入るのかね?と思いますが、時代と言われたらしかたがないです。

私が最も愛着を持って使ったのが研究社の新英和中辞典、第4版です。大学受験の時の私の相棒でした。今も捨てずに持っています。これを手に取ると、辞書はやっぱり紙に限るよなと思います。何度も同じ英単語を引いてしまって、「俺ってバカか!なんで覚えられないんだ!」と自分に腹を立てることを何回も繰り返しているうちに、ようやく記憶するという経験がよみがえります。書き込みもあるし、赤ペンでグルグルと単語を囲ってあったりもするし、バサバサに開いていますが、使ったなぁという感じがにじみ出ていていい感じです。それにしても辞書の紙って薄くてもあんまり破れませんね。きちんと考えられて作られているのだと思います。

とはいえ、今はもう編集の作業も他の辞典の語釈との突合も全部コンピュータで一発でしょう。昔のようにひとつひとつ手作業で紡いでいく仕事はないでしょう。「舟を編む」も死語になっているのだろうと思います。

読書は紙の本にしています。電子書籍のAmazon Kindle を買おうとしたことも何度もありましたが(今も心のどこかで欲しいと思っている)、本が好きなんです。昨日もブックオフに2時間…。

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