レッスルキングダム12

01月05日

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毎年1月4日はプロレスファンにとっては特別な日なのです。ファンでない方には全く興味のない話です。

新日本プロレスという日本で一番大きなプロレス団体(猪木、藤波、長州、タイガーマスクといえばわかるでしょうか)が毎年1月4日に東京ドームで興行を打っているのですが、大きな会場でビッグカードが組まれるというのがファンが好試合を期待する拠り所なのです。

昨年はオカダ・カズチカ対ケニー・オメガの文字通り死闘で幕を閉じましたが、この試合が2017年のプロレス大賞のベストバウトに選ばれました。会場で観戦しましたが普通の人なら死んでいるであろう危険な技の応酬に観客の目は釘付けとなり、試合後はあまりに技が過激になりすぎて危険すぎると話題になったほどでした。試合後こそ「プロレスラーは超人です」と言っていたオカダも翌日の会見では「死ぬかと思った」と口にしていました。そして今年は日本人対決。IWGPヘビー級チャンピオン、オカダ・カズチカ対挑戦者、内藤哲也がメインイベントでした。最近ずーーーーーっとオカダが王座を防衛していて飽きられているというのが正直なところ。ここで内藤が王座を奪還(前王者が内藤でした)するとまた活性化するかなと期待していました。結果は必殺技「レインメーカー」でオカダの勝ちでした。接戦ではありましたが、実のところはオカダの余裕勝ちに見えました。

新日本プロレスは全米進出を目論んでおり、この日の試合も世界中で放映されます。特に元WWEの超スーパースター、クリス・ジェリコが新日本のケニー・オメガと対戦するとあり、会場には外国人がものすごく増えました。楽しみにしてはいたのですが、二人は初対決ということもあり、間合いというか加減というかタイミングというかがつかめておらず、繊細な駆け引きのない雑で大味な試合になってしまったなというのが私の感想です。残念です。

その他、鈴木みのる対後藤洋央紀は最低な試合だった。なんと開始早々で後藤がまさかのチョークスリーパーで失神してしまったため、鈴木は適当にちょっかいを出すにとどめて後藤の回復を待つが、一向に回復しないでグダグダの展開。ようやく立ち直ったのは15分ほど経過してから。ふらふらの後藤が元気な鈴木に唐突に必殺技を2つ続けて決めて勝ったのだが、あんな技でやられちゃう感じではなかった。この試合は敗者髪切りマッチということで、負けた鈴木は後藤ではなく自らバリカンを入れた。退場の時にひどく怒って暴れていたのは、あんな試合しかできなかったことと後藤の不甲斐なさへの怒りだったのではないだろうか。結果は会社の方針で「20分前後で後藤の勝ち」と決まっていたはず(プロレスは真剣勝負ではありません)。たとえそうでも悪役に徹して攻め続けてから逆転で負けるという展開で観客を満足させることはベテランの鈴木ならばできたはず。しかし後藤がだらしないからそれができなかった。この時間内で試合を終わらせるようにと言われていたはずだから、フラフラの後藤にわざと負けざるを得ない不自然な結果になってしまった。しかもこんなヘタレな試合にもかかわらず髪も切らなければならなかったので、これでは鈴木は怒って当然かなとかわいそうになってしまいました。

棚橋とジェイ・ホワイトの試合も酷かった。棚橋のケガが治っておらず、まともに試合にならなかった。マット上を走ることもできないほどひどい状態で、こんな試合見せるなよと言いたくもなりました。

昨年と比べるとまったく盛り上がらなかったなーーーー。残念。

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