シャープニング

07月08日

P1030057診療室のキャビネットに貼られたこのA4の紙。ちょこちょこと位置はずれたりするが、移転して以来もう1年以上こんなに目立つところに貼り続けてある。

これは何だろうか?

実はキュレットスケーラーのシャープニング角度を決める基準を示した紙だ。衛生士たちは毎日この紙の前に立ち、角度をあわせてスケーリングを行っている。角度なんて一度覚えてしまえばもういいよ、と思う方がいたらそれは間違っている。じゃ、20度という角度を今ここで書いて示してみてほしい。自信あります?

この単調な作業をいかにきちんとやっているかが、当院の衛生士の仕事の質の高さに結びついている。

シャープニングの仕方にも色々ある。当院では私以外は実野さんにみっちりと教わった実野式=新田式シャープニング法で砥いでいる。これ、理屈はわかるのだが、きちんと刃を砥石に当てたまま回転運動をするというのが案外難しい。

シャープニングのできていないスケーラーを使っても、きちんと歯石がとれるわけがない。もし歯科医師で歯周外科をしているという先生がいたならば、理論上はその人がシャープニングできないなんてことはないはずだ。しかし実際はできる先生のほうが少ないのは間違いない。
砥げているかの確認には、必ずテストスティックを使おう。

そう、アホらしいほどに基本的なことだからこそ、きちんとしておかないといけない。

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