値引きしてよ

11月14日

奥に歯がなくなって、義歯は使えないとのことだったのでインプラントをおすすめした患者さん、当院ではインプラント1本が上部構造含めた合計で約35万円なのだが、「20万円ならやるわよ」とおっしゃっていた。

激安インプラントはほとんどがAQBという国産インプラントであることは調べればすぐにわかります。この仕組みは、ただでさえ安い定価のものをさらに大量購入する事で大幅値引きが得られることによるものです。

製品としての信頼性はどうか?
恐らく、例えば日本口腔インプラント学会会員(普通の歯科医師よりはインプラントに関する意識が高い可能性がある)に自分自身に埋入するならばどのインプラント?と質問すれば、AQBを選ぶ人は一ケタ%という結果になるのではないでしょうか。あくまで個人的な予想ですけど。でも、患者さんにはやる。ニーズはあるでしょうが、理由はそれだけですね。それが正しいからやるというものではないことは倫理的に問題あるかと思いますが。

当院は「歯が残る」ことが一番だと考えているので、インプラントを沢山用いることはまずありません。きちんとした治療を行うため、歯が残ってしまうからです。その残った歯を連結固定するクロスアーチブリッジによる「歯周補綴」という手法で多くの患者さんを治療しています。それで足りないところにはインプラントを用いればいいのです。これで、自分の歯は残るしコストは安いし(インプラントより遥かに)、ちゃんと噛めるし。「安易に歯を抜いてインプラントにするな」という声はインプラントが普及している裏で益々大きくなりつつあります。

話がそれましたが、値引きはしません。
「ちゃんとした歯医者ってどうしたらわかるのよ」と先ほどの患者さんに聞かれたので、「値引きをしない歯医者ですよ」と答えました。

国産他社のインプラントを使って少し料金を下げる事も検討はしています。でも、単に材料代が下がるだけで技術や手術の時間やコストは同じなので、激安にはならないですけど。

 

このページの先頭へ