桜の会(4月1日)

04月02日

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毎月第1金曜日夜は桜の会なる勉強会を行っている。
今月のテーマは「う蝕予防」。衛生士の川島がまずスライド発表をしてくれた。
う蝕の成り立ちからフッ化物の応用まで、総論を上手くまとめてくれていた。ディスカッションになったのは、低濃度フッ化物と高濃度フッ化物の効果の違いについてだ。
高濃度フッ化物だとフッ化カルシウムが生成され、歯の表面に堅いバリアができるというイメージでよかったか?そしてフルオロアパタイトの結晶ができて再石灰化と?
対して低濃度フッ化物はプラーク中に入り込み、う蝕予防効果と再石灰化効果を高めるとか?
この辺、調べてもすぐに忘れてしまう。

続いて私が「キシリトールの真実」なるタイトルで話をした。

キシリトールってこんなに有名ですが、これはビジネスとして仕組まれた計算の上に成り立った神話だってご存知?

結論から先に言うと、キシリトールの他にもソルビトールなどの代用糖はいくつかあるが、どれもう蝕予防効果はそれほど変わらない。キシリトールだけが飛びぬけて良いように思われているが、それは間違い。

既に8歳とかになってしまっている子がキシリトールガムを一生懸命噛んでも、効果はそこそこ。むし歯にならないと勘違いしている方も多そうだが、むし歯にはなる。その場合キシリトールの含有量にはそんなに関係ない。15%含有でも65%含有でも結果が同じなんだ

妊婦にキシリトールガムを毎日1回2粒を5回噛ませることを出産前3カ月から出産後2年間続けさせたら、その人たちのこどもはそうしなかった子たちより明らかにむし歯が少なかったという実験がある。

キシリトールガムの値段は歯科専売の100%のもので1粒10円程度。1日100円を30日で月3千円。まぁダイエットよりは安いか。それで子供のむし歯が有意に減れば良い投資か。妊婦へのこの使い方だけは、私は良いように思えたが、すでに大きくなった子供にキシリトールガムを毎日5回なんてのはナンセンスだ。

歯科医院で専売品を買っている人は「効果がそんなにない」と知っていて買っているのだろうか???

先生や衛生士さん、あなたの歯科医院も、●ーラルケアなる会社に踊らされてない?

調べると色々とわかって楽しい。ぜひきちんと文献を読んで自分なりの解釈を見つけてほしいところだが、最初はサポートがないと読めないと思う。今回、海外論文の集め方含め解説してみた。

このブログを読んで興味をもった方は、ぜひ桜の会にご参加ください。
歓迎します。勉強になりますよ!

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