勉強会の連続

04月17日

ブログの更新が滞ってしまった。忙しかった・・・。

木曜日、ITIスタディークラブなる世界的なインプラントの会の千葉支部勉強会が船橋で行われた。

徹底的にインプラントありきの治療計画を立てる会なので、歯を残すことに全力をつくしている私にはその場にいることすらかなりな違和感なのであるが、インプラントを否定する立場でもないし、それに参加者の先生の中には真面目に歯を残そうとしている先生もいらっしゃるので、その方たちと話をしているだけでもそれなりに参加意義はありそうである。その場にいれば自分からは勉強しないような新しい知識だって勝手に入ってくるし、メリットはある。

土曜日、またまた別のインプラント勉強会に参加。
これもインプラントの会なので、これでもかとインプラントをプッシュしてくる。まぁそれを学びに行っているのでよいのだが、若い先生方がとても多いことが気になる。
この日は写真撮影の講義と実習があったが、サンフォートという会社の鈴木さんが付きっきりで指導してくださったのは収穫だった。当院では日常的に5枚法を撮影しているが、14枚法の撮り方を再確認できたのは大きかった。今までの写真と倍率が変わってしまうのは問題なので、自分なりにモディファイさせて自院で活用できたらいいかなと思う。要検討。
ちなみに鈴木さんは14枚を2分半で撮れと言っていた。
午後はPCのいじり方。プレゼンができるようにとの講義と実習。オリジナルの画像はとにかく絶対に消すな、というのが一番の肝。バックアップを幾重にも行えというのはまさにその通り。ハードディスクが壊れたことが私も2回ある。1回はバックアップ用のハードディスクが壊れたし、もう1回はかろうじてセーフモードで立ち上がり、かすれる画面からなんとかファイルを救出したら、もう2度と立ち上がることはなかった・・・あれは危なかった。
夜は懇親会。おのずと40歳以上の先生方でかたまりを作ってしまうのが嬉しい。居心地がいいから。偶然にも千葉県の先生方が多く、中華料理をいただきながら打ち解けた雰囲気を楽しめた。実は重度歯周炎患者の(インプラントを意図的に使わない)歯周補綴治療の10年経過症例をストレスに負けてつい発表してしまったのだが、「歯は残せるなんて、インプラントの会に喧嘩売って・・・」と先輩方にあたたかくお叱りの言葉を受けてしまいました。が、その言葉の裏にはお前頑張れよというメッセージがあったのが心強かった。
驚いたのは、若い先生方が挨拶に来てくれたこと。
「先生の姿勢に共感しました」ですって。嬉しかった。
若い先生にはインプラントから入ってほしくない。すべての患者さんが高額な医療費を払えるわけではないし、もっともっと基本が重視されるべきものなのに、上の先生がそういう姿勢でないから下の者が育たない。
ちょっと嬉しかったので、慕ってくれる若い先生には、こっそり色んな事を伝授しちゃおう。

日曜日、臨床歯周病学会の先生方にアドバイスをいただきに朝から八重洲へ。その準備をしていたら睡眠時間がなくなってしまい、徹夜明けで高速バスに揺られて八重洲まで。自宅前のバス停からなんと40分くらいでついてしまった。すばらしい。それが1時まであって、その後お茶の水に移動し、勉強会の合同講演会に参加してきた。講師は大学の同窓の先輩でもある埼玉県開業の深井先生だ。もともとこの勉強会というのが、かなーーーーりマニアックというか、座学でという意味での賢い人たちしかいない超ハイレベルな会なので、イケイケのインプラントに疲れた私には心の休息になった。さすが知る人ぞ知る深井先生のお話はとても興味深かった。
第1部は歯が機能していると病気も少ないというのをデータを基に科学的に論じてくれた。歯が少なくなると体も弱るというのは本当で、特に男性はその傾向が高いというのがデータの上での話。女性は歯がなくなってきても粘り強く長生きできそうですよ。
第2部は行動変容について。これは参考になる話が多かった。患者さんにどうしたら自分から変わりたいと思ってもらえるようになるか、という話。第3部は社会的貢献について。これは時間がなくなってしまい端折った感があった。
充実の講演会だった。

懇親会ではカリオロジーについて一緒に連載をしている小牧先生と隣り合わせで座ったので、その話も交えつつ、楽しくおしゃべりができた。深井先生が「家に帰ったら『深井の言ってたことは本当か調べてやろう』と思うでしょうが・・・」と何気なくおっしゃっていたが、ここに参加する人たちはそういう人ばかりだ。聞いた話をそのまま自分のものにするのではなく、一度調べて納得すれば自分のものにする、という賢い人たち。これ大きなポイント。
小牧先生と一緒に同じテーブルの先生方に内情を話したのだが、我々は自分たちの訴えたいことがあるので、連載記事には必ずバイアスをかけている。特に少ないページ数では公平な論調にするのは難しく、あえて白黒はっきりつけた書き方をしている。まぁ読み手を洗脳していると思っていただければその通りなのだ。
だから、深井先生の「本当かどうか調べてやろう」なのだ。先生は意地悪でそうおっしゃったのではなく、そうすることが至極当然だからサラッとお話されたのだ。私も含めて確かに「帰ったら調べよう」と思っていた先生は多かったはずなので、そんな話がテーブルで話題になったということだ。

とりあえず本は引っ張り出してきた。
明日早速読もう。

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