日帰りで大阪

05月16日

P1030766インプラテックスさんの講習会があったので、日帰りで大阪まで行ってきた。講師は明海大学歯周病科の辰巳先生と林先生。「歯周病患者へのインプラント治療」となにやら興味をそそるタイトル。昨年東京での同じ講義に申し込んでいたのだが、歯科医師会の用事で行かれなかった。今年はもう待ち切れずに大阪へ。半分は旅行がてらにと気分転換も兼ねている。

朝の首都高はガラガラでなんと自宅から30分強で空港に着いてしまった。こんな時はもちろんラウンジへ。いつものように寝不足だったので、椅子に座って1時間寝てました。ANA便で大阪伊丹へ着いたものの時間が早すぎる。またラウンジにでも行こうかと思ったが、駐機場から出口に向かう通路にてうまい具合にテーブル発見。人はいないし気も散らないで集中できそうだったので、ここで仕事をすることにした。

1時間ほど原稿を書いてから千里中央まで移動して、件の講習会に参加してきた。

タイトルとそれほど相関性のある内容だったとは思わないが、インプラントの講習会としてはどちらかというとハイレベルなものだった。知らないことがたくさんあったし、行って良かったと断言できる密度の濃い素晴らしい講義だった。やはり歯周病科ならではの器具へのこだわりなども垣間見れて、あ、こんな時にはこれを使えばいいのね、など参考にさせてもらった。間違いなくこれからの歯科医療にインプラントは欠かせないオプションとなってくる。患者さんの方から、普通に「インプラントでお願いします」と言われるような時代になるのだ。

しかし、たとえそうであっても歯を残すこととのバランスが難しい。
今日の先生も、「えっ?抜いちゃったの?」と思うようなケースもあったのは否めない。無理やり強引に残すことも必要な場合だってあるし、そうでない場合もある。患者さんの希望だってある。
この10年間、歯を無理やりにでも残すことに興味をもって頑張ってきたので『インプラントはあくまで補助的に用いる』というスタンスを貫いてきたのだが、こうもあっさりと患者さんがインプラントを受け入れるようになると、どうしたってインプラント治療へのウエイトが以前よりも大きくなってきているのが実情。

おまけにインプラント治療はどんどんと新しい知見やテクニックが出てくる。すなわち、今のタイプのチタンインプラントが臨床で使われ出して40年あまり。これだけの時が経ても未だ完全ではないのだ。今日もどこかの国で新しいアイデアが生まれているかもしれない。特に道具などは、どんどんと使いやすいものが出てくる。
こちらも常にアップトゥデートしておかなくては、置いていかれてしまう。

講習会の後ろの席ではインプラテックスさんが色々な器具をならべて見せてくれている。使いやすそうな器具もあ
ったことだし、欲しいインスツルメントも出てきてしまった。恐ろしく高いんですけど・・・。
当院で使っているZimmer社のインプラントを輸入代理店という形で取り扱っているのがインプラテックスという会社になる。今日の講義では世界シェアは第3位と言っていたが、恐らくアストラと3iとZimmerはどれもそんなに変わらないくらいのシェアなのだろう。各メーカーがうちが3位と言い張るけど、まぁどうでもいい。大事なのは世界的に有力な会社の物を使うという我々の姿勢だろう。

インターネットで広告をよくみかける、10万円以下の激安インプラント。国産インプラントのまとめ買いで安くなるシステムだ。100本単位で買ってさらに安くなって、患者価格も安くなる。骨の中に埋まる部分と歯茎の上に出る部分がつながった一体型なので、コストもかからない。これがからくり。

コストカットの つけ がどこかに回ってくることは世の常。
よく考えましょう。

このページの先頭へ