レセプト業務

08月07日

現在レセプトの提出は、どんどんと合理化へと向かっていて、要するに機械化されている。当院でもというよりは、医科はもとよりほとんどの歯科医院でもレセプトはコンピュータで管理するものとなってる。

しかし、国の方も日に日に対応や文言の解釈が変わったりを続けているので、レセコンメーカーも対応が後手後手に回ることもしばしばある。今月はその憂き目にあってしまった。すなわち、返戻がどさっと来たのだ。

入力は今まで通り、提出書式も同じだったにもかかわらず、急に「それじゃダメ」と返してきた。なんだよ、と思って今月提出のレセプトを見てみると直っている。先日のバージョンアップCDがそれだったのだろうか。とにもかくにも、大量の返戻を入力し直すので土曜の11時ごろから医院に行き、なんとダラダラと3時までかかってしまった。

今の状況で、保険でどこまでできるかというのはすごく難しい問題といえる。
相変わらず患者さんは、「保険でもしっかりやれ」と威圧的に来る人もいるし、端から「保険じゃ満足できない」と保険外の診療を希望される方もいる。先日話しをした先生は、日本橋では何もいわなくても患者さんが保険外を希望する、と言っていた。地域柄もあるかな。

保険診療には誤解があって、「金払ってるんだから、しっかりやれ」という意見はもっともなのだが、患者さんがお金を払ってないこと(制度上認められていなくて、我々が保険請求できないこと)もたくさんある。これが経営を逼迫させる諸悪の根源となっている。

実は昔は、やったことはすべて請求できた。それが今は「やったことが請求できない、しかも患者さんは色々なことを要求してくる」という、おかしな状況が定着しつつある。しかし、患者さんはそんなことをしらないから仕方ないし、我々もいちいち恩着せがましく、「これはタダでやっている仕事です」なんてことも言わない。大衆に現状を知らせないで、医院側だけに圧力をかけてくるやり方は常套手段とはいえ、酷いものだと思う。

先をみている先生は、保険制度の破綻をもう見据えている。

私も少しずつ変化をしていかないと、これだけの人数を抱えている以上、急な変化には対応できなくなるのは必至。スタッフにも教育していくのは当然のことだが、患者さんも教育していかなくてはならない。

某コンサルタントの方の言葉を借りれば
憲法では「生きる権利」が認められている。保険診療はいわば、生きられる最低限を保障するための治療だ。「教育を受ける権利」で例えれば、保険診療とは義務教育。
たしかに一理ある。

このページの先頭へ